埼玉医科大学 臨床感染症センターは、埼玉医科大学の3病院(大学病院、総合医療センター、国際医療センター)の感染症科・感染制御科、検査部、微生物学にて構成されます。 臨床と基礎研究におけるトランスレーショナルリサーチを積極的に推進し、感染症に関するエビデンスを集積、発信することを目的とします。また基礎研究も積極的に行っており、感染症の病態メカニズム解明と、より良い微生物検査法・病原体診断法の開発を行っています。
埼玉医科大学では2002年に埼玉医科大学病院に「感染症科・感染制御科」が設置され、本邦でもいち早く感染症診療と、病院における感染制御の診療・教育・研究を実践してまいりました。その後、2007年には国際医療センター、2014年には総合医療センターに「感染症科・感染制御科」が設置され、さらには2017年には総合医療センターに「総合診療科・感染症科」が設置され、感染症専門医および指導医とも充実した体制となっております。
また埼玉医科大学では、この3つの病院のベッド数を合わせると3,000床弱の病床数を有し、わが国でも最大規模の医療機関となります。そこは感染症専門医を志す医師にとって症例の宝庫であり、また様々な臨床検体を用いて行う基礎研究の資源の宝庫でもあります。
このような診療・教育・研究体制をより有機的に活用し、今後の感染症専門医の卒前・卒後教育ならびに診療・研究をより効果的に実践できる組織として2015年に「埼玉医科大学臨床感染症センター」が設置されました。今後は学内外から人材を募り、育成し、埼玉医科大学のみならずわが国の感染症診療に大きく寄与することを目指しております。
後期研修医、短期臨床研修生、大学院生も募集しており、3病院間で研修・研究サポートが可能です。
埼玉医科大学病院 感染症科・感染制御科
当院は埼玉県の西部に位置し、大学に隣接する総合病院です。臨床としてHIVや結核を中心に診療し、あわせて感染対策や抗菌薬適正使用推進チーム(AST)のチームリーダーとして院内の耐性菌を抑える活動に取り組んでいます。また、研究としては、主に臨床から検出される細菌などを対象に解析し、発表することで医学に貢献しています。
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